洒落怖Part117より「呪ってみました」


相手にしたくない人間というのはやはりいるものだと、この年になってはっきりと分かった。

父が再婚し、義母ができた。その義母がどうしようもない人間だった。

父の前では愛想がいいが、父のいないところでは私を罵倒して平然としている。

しかもどうしようもない吝嗇で、ペットボトルを切ったものを歯ブラシ立てにして傲然としている。そういうことをして、「私は工夫できる人間だから」とでもいうような様子だ。

父と義母が旅行で家を空けることがあった。そのとき私は、友達を家に誘って遊んだ。話してるうちに、オカルトとか呪いとかそういう話になった。

インターネットで検索すると、呪いの方法というのが色々と出てきた。義母が鬱陶しくてしかたないので、ひとつ、呪いというものを試してみることにした。…

洒落怖Part117 - 呪ってみました