2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

洒落怖Part1より「息子の死」

ある晩の9時前、とある病院でスミスという医者が電話に出た。「こちらはグリーンヒル病院のジャクソンです。今この病院に重い病気の子供がいます。彼は手術をする必要があります。しかしこちらには今外科医がいません。お願いです。こちらに来てくれませんか…

洒落怖Part205より「学校の怪物」

小学校一年生の時に学校で起きた出来事なんだけど、学校の敷地内に怪物が現れたことがあった。…洒落怖Part205 - 学校の怪物

洒落怖Part204より「手当たり次第」

うちの祖母は、毎日仏壇に手を合わせ、経を唱えるような、信心深い人だ。八十を過ぎるまで矍鑠としていたが、先日、倒れてしまった。脳梗塞だった。命は取り留めたが、一人で座ることすらままならなくなった。入院から自宅療養に切り替えるべく、自宅を掃除…

洒落怖Part205より「北関東最凶の心霊スポット」

俺の地元は北関東某所にある。夜中になればろくな娯楽もない田舎だ。夏休みのこと、ヒマをもてあましていたので、コンビニで売ってる「心霊スポットガイド」みたいな本を参考にしてあちこちの心霊スポットに行っていた。自分にも友達にも霊感も何もないので…

洒落怖Part2より「マンホール」

マユミという名の女子高生が学校に向かって歩いていました。遠間に、自分の学校の生徒がしゃがんでいるのが見えました。しゃがみ込んで、マンホールに向かってじっとしています。…洒落怖Part2 - マンホール

洒落怖Part176より「お知らせ」

さっき、コンビニに行ってきたんだが、帰り道に子供に出くわした。こんな深夜になぜ、一人で?思う間に子供は俺に近付いてきた。…洒落怖Part176 - お知らせ

洒落怖Part51より「事故後の出来事」

会社の部下のことなので、書くのをためらっていましたが、あまりにも不可解な出来事なので書かせてもらいます。私は工場に勤めているのですが、先日、工場で事故がありました。詳しくは書けませんが、けが人は従業員一名。右肩から先を喪い、右足も切断しな…

洒落怖Part173より「まさかの展開」

彼女から聞いた話。彼女は霊感とか、幽霊とかを信じる質だ。対して、友人Aはそういうものを信じない。二人が有名な心霊スポットに行ったときに、性質の違いがはっきりしたそうだ。車に乗って、スポットの周囲をまわるも何も起こらず、つまらないねという話に…

洒落怖Part199より「もう一人の女子高生」

仙台で一人暮らしをしていたときの話。夕暮れのこと。TSUTAYAにレンタル品を返しにいくために自転車を走らせていた。iPodで音楽を聴きながら。なんてことのないいつもの生活風景だ。その土地には女子校があって、夕暮れということもあって下校途中の女子高校…

洒落怖Part193-2より「自転車」

小学生の頃のこと。小遣い銭が貯まったので、テレビゲームのソフトをなにか買おうと思って、友達と二人で出かけた。ゲームショップは電車で二駅くらいの距離にあったんだけど、お金がもったいないから自転車で行くことにしたんだ。で、ゲームショップに着い…

洒落怖Part133より「和菓子屋の取材」

私は編集者をしており、イベントやお店の紹介記事を書くなどしています。こちらから掲載をお願いすることもあれば、読者からの情報を参考にしたり、あとはお店からの葉書やFAX、電話などで掲載依頼が来ることもあります。なにをどう選ぶかの基準は、正直なと…

洒落怖Part117より「呪ってみました」

相手にしたくない人間というのはやはりいるものだと、この年になってはっきりと分かった。父が再婚し、義母ができた。その義母がどうしようもない人間だった。父の前では愛想がいいが、父のいないところでは私を罵倒して平然としている。しかもどうしようも…

洒落怖Part187より「ジャリ」

小学三年生のときの話。俺の実家は人口三千人くらいの小村なので、夜中ともなると辺りにひとけはなく、暗くて誰もいない道をゆくことになる。俺は隣町のサッカークラブに当時通っていた。その日の帰りは夜中の九時を回っていたと思う。バス停から自宅までに…

洒落怖Part203より「お隣」

トイレの個室で用をたしていたら、隣の個室からどんどんと激しい音がしだした。十秒くらいおきに鳴る、体に響くような大きな音だった。…洒落怖Part203 - お隣

洒落怖Part203より「行方」

あるコーラの工場で男性従業員の一人が無断欠勤をした。サボるような男でもないし、自宅に電話を入れてみたが帰っていないという。心配になった工場側は警察に捜索願を出すことにした。…洒落怖Part203 - 行方

洒落怖Part177より「みっつの選択」

今日はエイプリルフールだ。特にすることもなかった僕らは、いつものように僕の部屋に集まると適当にビールを飲み始めた。今日はエイプリルフールだったので、退屈な僕らはひとつのゲームを思い付いた。嘘をつきながら喋る。そしてそれを皆で聞いて酒の肴に…

洒落怖Part187より「火がつかない」

ひとり寂しく、自宅でカセットコンロを使って鍋を作っていた。そうしたら、突然火が消えた。何遍も火をつけなおそうとしてもつかない。チャッカマンを使ってもつかない。…洒落怖Part187 - 火がつかない

洒落怖Part203より「襖の奥」

弟には若干の霊感があるらしい。ある夜に、わたしは洒落怖のまとめサイトを見て、いろいろと怖い話を知った。なんとなくひとりでいるのが怖かったので、階下の弟の部屋に布団を敷いて寝ることにした。床に入る間際、弟が部屋の襖を少しだけずらした。なぜか…

洒落怖Part89より「忘れられない会話」

これは俺が中学二年生のときの話です。確かに奇妙な体験でしたが、恐怖心はなく、思い出すと不思議な気持ちになります。中学二年生の秋に、急性盲腸炎で緊急入院しました。試験期間の直前だったのでよく覚えています。明け方に腹痛を訴えてそのまま病院に搬…

洒落怖Part190より「貸したハンカチ」

小さいときに仲の良かった男の子が引っ越していってしまった。ハンカチを一枚、貸したきりになっていて、そのことは忘れかけていました。ある日の夕方のこと。部屋にいると玄関の方からかたんと音がしました。…洒落怖Part190 - 貸したハンカチ

洒落怖Part203より「レインボーロード」

忘れもしない、高校一年生の夏の終わりのことだ。自宅から十キロ離れた学校に通っていました。春には通学に片道一時間かかっていたのが、その頃になると一時間を切れるようになっていました。しかし、体感としてはそんなに速くなったとは感じていませんでし…

洒落怖Part21より「死ぬほど恥ずかしい墓参り」

十代のときのこと。当時付き合っていた彼氏が、墓参りに行くんだけど一緒に行かないかと誘われて、一緒に車に乗って行った。私は墓参りなんてどうでもよかった。お互いに性欲の塊だったので、私は彼氏の車に乗り込むなり、「ねぇ〜ん、走ってるあいだしゃぶ…

洒落怖Part49より「真犯人」

家庭の事情で一人暮らしをせざるを得なくなって、東京で一人暮らしをしていたころの事だから、もう十年ほど前になる。当時、付き合っていた女とうまく行ってなかった。なんというか、独占欲の強い女で、プライドが高いし、むやみに嫉妬をする。俺の妹にまで…

洒落怖Part189より「私の彼氏」

三年付き合っていた彼氏が、ある日、私の部屋に財布を忘れていった。…洒落怖Part189 - 私の彼氏

洒落怖Part203より「ちょうちん」

祖母が若い頃の話。だんだんと夜が冷え込みはじめる時季のこと。隣家との境に生えている柿の木のあたりにちょうちんが灯っているのが見えたそうだ。客人だと思い、家の中に向かって、あんた、お客さんだよ、と祖父を呼ばわった。振り返り、また柿の木を見る…

洒落怖Part203より「お願い」

父の知人に葬儀屋をしているひとがいるらしい。ある日、その葬儀屋のもとに五十代くらいの夫婦がやって来た。話を聞くと、娘が亡くなったという。「事故にあって、娘は顔半分を無くしてしまいました。どうにか死後はねんごろに弔いたいのです」そういう要望…

洒落怖Part187より「猫と配水管」

自分がまだ小さい頃のこと。近所では沢山の猫を見かけたんだ。町営の団地に住んでいて排水溝などの設備もあった。高低差がある場所などはコンクリで覆ってあって、地面から1メートル以上も高くなっている事もあった。 小さい自分はそのコンクリの壁をよく見…

洒落怖Part116より「家族の奇行の真相」

中学三年生の大晦日のこと。紅白歌合戦を見終わって、日付も変わったので床についたところ、嫌な夢を見ました。なんの夢だったかは覚えてはいません。ただ、起きたときには心臓が激しく脈打ち、冷や汗がじんわりと背を濡らしていたので、尋常じゃない恐怖を…

洒落怖Part203より「右」

俺がずっと「右」だと思ってたのは、実は「左」だった でも37年生きてきて一度も困ったことが無い というか今まで信じてきた「右」が正しかった記憶しかない …洒落怖Part203 - 右

洒落怖統合より「有名人」

うちの大学には有名人がいる。有名人と言っても学内で有名なだけだが。いつもチェックのネルシャツとケミカルウォッシュのジーンズを着ている。典型的なアキバ系と言ったところだ。いつも顔を伏せては早足で去っていく。ただの根暗な男とも見えるが、不審な…