2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

洒落怖Part234より「ドルイド信仰」

ドルイドとは、ケルトにおける祭司のこと。 Daru-vid : [ ケルト語 ] オークの賢者 ドルイドの宗教上の特徴の一つは、森や木々との関係である。ドルイドはヤドリギの巻きついたオークの木の下で儀式を執り行っていた。 柳の枝や干し草で作った編み細工の人形…

洒落怖Part173より「正直」

自分は結婚できたのが不思議なくらいの不細工な男だ。妻もまた不細工だ。分相応というところだろうか。妻が妊娠したと聞いた時にはとても驚いた。そして、生まれてくるのは男の子だろうなという直感を持った。自分にかわいい娘が生まれるなんて有り得ないと…

洒落怖まとめ 怖い掲示板より「路地裏」

五年ほど前の話。当時付き合っていた彼女と一緒にデートをしていたときのことだ。どこをみても若者だらけの原宿の町を、彼女と一緒に歩いていた。ふと、トイレに行きたくなったので辺りを見回すと、目に付く建物にはどれもトイレがなさそうだった。困ったな…

洒落怖Part193より「親切」

京王線をよく使う。立川にいくために京王線からモノレールに乗り換えて立川まで行くことにした。途中、眠気に襲われてうとうとしていた。とつぜん、「ちょっと、ここで降りるんじゃないの?」と声を掛けられた。…洒落怖Part193 - 親切

洒落怖Part258より「小湊の大蟹」

むかしのこと。青森の小湊に津波が押し寄せて家屋が流されたことがあった。跡地に村の人びとが集まってたいへんな騒ぎとなった。するとある男が、異様な生き物が跡地にいるのを発見した。大きな蟹であった。甲羅の大きさが八尺はあったという。津波の原因は…

洒落怖Part69より「プリン」

昔、道を歩いていたら、手の中にプッチンプリンが落ちてきたことがある。…洒落怖Part69 - プリン

洒落怖Part141より「子供の正体」

よく悪夢を見る。あまりにも頻繁に見るので、夢の中で「これは夢だ!」と気付いてしまうほど。「明晰夢」という言葉をそののち初めて知った。明晰夢というのは、夢のなかでこれは夢だと気づき、さらには夢の中で自由自在に動けるという夢のことだ。俺の見る…

洒落怖Part253より「葬儀にて」

大手チェーンの葬儀屋に勤めています。仕事柄、不思議なことにはたまさか出会います。いままででいちばん驚いたのは、ご主人の葬儀の最中、奥さんが心労からか倒れて、そのままお亡くなりになったことですね。これはまあ、心労が重なったせいでしょうね、だ…

洒落怖Part157-1より「浴槽の老人」

三年前の秋に旅行をしたときの話。洞爺湖畔虻田町の某ホテルに、友達数名と一緒に泊まった。毎秋恒例の温泉旅行だ。夜の九時ごろ、酒盛りをする前に風呂に入ろうということになって、みんなで浴場に行った。まあそのときは別に何事もなかったのだが、ひとつ…

洒落怖Part197より「洒落怖503」

サーバーを運営している会社に勤めている知人に、何か怖い話を知らないかと尋ねてみたら、意外な話をされた。その知人の勤めている会社はそこそこ大きな会社で、実は洒落怖まとめサイトのサーバーも管理しているという。知人によれば、洒落怖まとめサイトで…

洒落怖Part81より「偶然なのか」

小学生の頃、宿泊学習という、泊まりがけの学校の行事があった。そこで怪談をみんなで話していた。そこで奇妙なことが起きた。話の中で「そうしたら雨が降ってきて…」と語ると、本当に雨が降ってきた。…洒落怖Part81 - 偶然なのか

洒落怖Part189より「変態3人」

兄の友人二人が家に来て、兄と一緒に今でだらだら酒盛りをしていた。私はなんだかうっとうしく感じたので、三人をすっかり無視して、買い換えたばかりのテレビでゲームをしていた。三人は怖い話で盛り上がっていた。それで、心霊スポットに行こうという話に…

洒落怖Part221より「詰まったモノ」

知り合いの警察官から聞いた話。通報を受けた。自分が人を殺した、という意味のことを言っているのだが、「血が」「シャワーが」「死体」などと要領を得ないことを並べ立てるので、とりあえず、居場所を聞いて駆け付けた。…洒落怖Part221 - 詰まったモノ

洒落怖Part178より「戻ってきた」

資産家の老人が亡くなった。その二日前、老人が自宅の近くを歩いている姿を見た人が何人かあるという。しかし、その日には危篤になっていたので、姿を見るはずがないのだ。…洒落怖Part178 - 戻ってきた

洒落怖Part185より「留学生と神社」

今年のゴールデンウィークにあった怪異のこと。わたしの家にはスーザンという名の、サンディエゴからの留学生がステイしています。母が婚前に英語の教師をしていたせいか、いままで海外からの留学生を受け入れることがまま、ありました、私が高校を卒業した…

洒落怖Part107より「夢の記憶と夢日記」

足の指をちぎる、という夢を見た。自分の足の指をなんとなく触ってみると、ぷち、となんの抵抗もなくもぐことができた。あんまりにもかんたんなものだから、つい面白くなってしまって、ぷちぷちと全部の指をもいでしまった。そして目が覚めた。目が覚めた直…

洒落怖Part179より「禁忌」

子供の頃、祖父のいる実家に帰省したときのこと。祖父の家は築百年以上経つ古い家で、地下にも部屋があった。その部屋に近付くことは堅く禁じられていた。弟となにか遊びをしようということになった。思いついたのはあの禁じられた部屋だった。その部屋へと…

洒落怖Part128より「墓石のトリビア」

倒れている墓石を見かけたことがあるだろうか?そういう墓石はわざと倒してあるのだから、元のように立ててはいけないということを知っているだろうか。…洒落怖Part128 - 墓石のトリビア

洒落怖Part196-2より「命がけの抵抗」

姉が知った話。姉はある神社の巫女のアルバイトに採用された。勤めていたある日のこと。神社にサラリーマン風の風体の男がやって来て、神主に会いたいと告げた。セールスだろうか、と思いながらも神主に取り次いだ。神主はその男を一目見てぎょっとした様子…

洒落怖Part26より「病気」

いまでは自分はまったくの健康体だが、一、二歳の頃はとても身体が弱く、たびたび熱を出してうなされることがあったそうだ。あるとき、原因不明の高熱を発して、昏睡状態となった。いったんは恢復したが、夜になって再び発作を起こした。母が付き添っていた…

洒落怖Part217より「けもの」

小学五年生のときのこと。小学生のときは毎年、やすみになると祖父母のいる実家に十日ほど遊びに行くという恒例があった。祖父の家は田舎でもけっこうな名士の部類に入るらしく、広い土地をあちこちに持っていたらしい。実家の後背にも広い土地があり、そこ…

洒落怖まとめ 時空の歪みPart2より「デジャブではすまない」

小学生のときの話。三十九度の高熱を出して寝込んでいた。苦しかったのだが、ある瞬間、ふっと身体が軽くなり、楽になった気がしたので、そのまま友達のところに遊びに行った。…洒落怖まとめ 時空の歪みPart2 - デジャブではすまない

洒落怖Part182より「供え物に異変」

父がふと自殺した。原因は、家族ですら知らなかった多額の借金だった。うちは借金をするほど金回りに困っているわけではない。不明なところが多いが、今のところ分かっているのは、お人好しの父が何者かに利用されて借金を背負わされたということ。父の日常…

洒落怖Part227より「夜の堤防」

千葉の外房の、とある港が好きで、よく夜釣りに行っていた。その港は防波堤が非常に小さく、少し時化るだけで危険な状態になる。そこで、何年もかけて護岸工事が行われ、テトラポッドの設置が行われたり、新しい防波堤が作られるなどしていた。その日は久し…

洒落怖Part242より「冷静な父」

おとといの夜のことなんだが、家族そろって床に就いていたら、息子が起き出して「脚が痛い」と訴えた。妻は「子供にいたずらなんてしちゃ駄目よ」と自分を咎めるが、何のことやら心当たりがない。薄暗い中、息子の脚を見てみると、ふくらはぎのあたりに何か…

洒落怖Part202より「泥」

当時、私は中学三年生で、部活に明け暮れる日々をおくっていました。私の実家の周辺は一面に田んぼが広がり、見るべきところなどどこにもないという有様です。街灯もぽつりぽつりと間を開けて設置されているばかりであり、夜になると人通りなど皆無なのです…

洒落怖Part61より「ひょっとこの面」

俺の祖父には従兄がいたのだが、十代前半で亡くなっている。亡くなったときの様子がおかしかったから、直後にはあれやこれやと親戚じゅうが騒いだそうだ。戦後すぐの、物がない時代。従兄は友達といっしょに蔵をあさっていた。従兄は本家の人間だったから、…

洒落怖Part232より「受け取ったモノ」

八年前、サラ金に勤めていたときの話。債務者の爺さんが一向に弁済しないので、爺さんの家財を差し押さえることになった。執行官が爺さんの家に行くと、家の戸が明かない。呼びかけても返事がない。止むを得ず鍵師を呼んで鍵を開けると、宅内に死体があった…

洒落怖Part197-2より「母の体験」

母が5〜6歳のときのこと。学校は夏休みに入っていたが、両親と上のきょうだい三人は田んぼの仕事の手伝いを、母は下のきょうだい四人の面倒を見るなど、毎日忙しく働いていたそうだ。夜のこと、家族皆で食卓を囲んでいると、来客があった。客は父と交流のあ…

洒落怖Part122より「眠り稲」

祖父がまだ小学生の時の話。子供のころの祖父は、夏休みになると、兄と一緒に田舎に遊びに行っていたそうだ。田舎には一面に田んぼが広がっていた。子供だった祖父にとっては、その光景は素晴らしいものに思えた。「兄ちゃん、この稲が全部わしらが食べる米…