2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

洒落怖Part194より「ヘビ穴」

ヘビ穴というものがある。文字通りヘビのいる穴である。ヘビが集団で冬眠をしている穴があるのだ。春先のある日、爺ちゃんがヘビ穴を見つけ出して、ヘビを散らすとかいってタバコの葉と杉の葉をやかんで煮始めた。できた液体をヘビ穴に注ぐと、ヘビたちがの…

洒落怖Part195より「しゃかき」

神棚に捧げる榊は正しくは「神榊」(さかき)と呼び表わすらしい。うちでは「しゃかき」と呼んでいた。方言なのかもしれない。うちの神棚に上げる榊はじいちゃんが山仕事のついでに取ってきていた。榊を取るところに一回だけ居合わせたことがある。…洒落怖Pa…

洒落怖Part199より「気にするな」

電車で帰省した時のこと。席にまんべんなく人が座っている、その位の混み具合の電車の中。私は貧血を起こして立っていられなくなってしまった。すると、近くにいた老夫婦のうちの旦那さんのほうが、親切にも席を譲ってくれた。「あなたは具合が悪そうだから…

洒落怖Part153より「無頓着」

俺は好きなこと以外にはとことん無頓着なんだ。そんな俺がこないだ生まれて初めて幽霊らしきものを見かけた。寝付けなかったんで夜中の一時くらいに歩いてコンビニまで行ったときのこと。冬空を見上げて、星が綺麗だなあなんて思っていると、電信柱の横っち…

洒落怖Part193-2より「悲しむ猫」

隣家の猫は去年死んだと聞いた。生前は俺より年上だった。その猫は、うちのひいじいさんと仲が良くて可愛がられていた。ひいじいさんが亡くなって、家から出棺するとき、その猫が塀にちょこんと座っているのが見えた。…洒落怖Part193-2 - 悲しむ猫

洒落怖統合より「がさがさ」

俺が高校二年生のとき、婆ちゃんが死んだ。脳溢血で家で倒れて、病院に行ったきり帰ってこなかった。お通夜では、一生懸命考えたお別れの言葉をまともにしゃべれなくて悔しかった。葬式の日、家は慌ただしかった。母をはじめ女衆は家の事にかかりきり、男衆…

洒落怖Part194より「落ち着きすぎ」

コンビニで深夜のアルバイトをしていたときの話。真夜中に突然、急ブレーキの音。何だと思ううちに激しい衝突音。自転車がぽーんと店の前をすっ飛んでいった。店の中の者が外を呆然と眺めていると、血だらけの男が店に入ってくるのが見えた。…洒落怖Part194 -…

洒落怖Part194より「大変だ!」

母から聞いた不思議な話。母が幼い頃。家族と一緒に食事を取っていた。母の祖父がみずからの脈をとって言った。…洒落怖Part194 - 大変だ!

洒落怖統合より「ばあちゃんが語る話」

子供の頃、婆ちゃんはよく怖い話をしてくれた。どれも怖くて、子供の好奇心を満たすには充分だった。あるとき、俺は婆ちゃんにこうねだった。「婆ちゃんが知ってる中でいちばん怖い話を聞かせて」。そう言うと、婆ちゃんは明らかに嫌がった。どうしても話し…

洒落怖Part194より「メロディ」

子供の頃の話。お盆に祖父母のいる田舎に行った。海から帰る道すがら。突如、頭の中にメロディが浮かんできて止まらなくなった。どうにもひとつの音楽が頭から離れない。気が付くとその音楽を口ずさんでいた。…洒落怖Part194 - メロディ

洒落怖Part157-2より「焼いてくれ」

俺が昔、火葬場でアルバイトをしていたときの話。いつもどおり仕事をしていると、黒いSUVが乗り付けてきて、人が降りてきて、棺桶を一つ担いできた。その人達、ぱっと見で筋ものだってわかるようないかついお兄さん達で。で、何を言うかと思ったら、この死体…

洒落怖Part97より「巨大キウイ、のようなもの」

長距離トラックの運転手だった父から聞いた話。父が現役だった頃は、地方にはまだ、舗装がされてない道路がずいぶんとあったそうで。それで、その夜に父は、群馬県のある地域にある、ずっとまっすぐ続く無舗装の道路を、助手と一緒に走っていた。周囲には何…

洒落怖Part195より「懲りる」

小学生の時、その町ではある噂がまことしやかに囁かれていた。それは、夜人気の無い道を歩いている時にビルとビルの隙間の前に立つとその暗闇から細長い腕が伸びてきて引きずり込まれ、二度と帰ってこれないというものだった。振りほどこうにもあちらの力は…

洒落怖Part192より「古本の書き込み」

友人に付き合って某大型古書店に行った。なんでも、友人は本を売りたいのだという。買取査定にしばらく掛かるというので店内をひとりで回っていた。この種類の大型古書店に入るのははじめてだった。オカルト関係の面白い本がないかなと思い、「超常現象」と…

洒落怖Part232より「壁」

大学生の頃、彼女と同棲するために新しく部屋を借りようとしていた。彼女と話し合ったところ「やっぱり住むなら学生の街でしょ」ということになって、大学からはすこし離れることになるが、中央線沿線にある広めの物件を巡っていた。そこである物件に巡り会…

洒落怖まとめ 怖い掲示板より「キューピット」

それには顔があった。 腕も二本ついていた。 足も生えていた。 両足で立っていたのも間違いない。 そして服を着ていた。友人Aはスポーツインストラクターをしていた。 彼の結婚後、やっと子供が生まれたといった。 わたしは友人に話していなかったが、心を病…

洒落怖Part197-2より「瑕疵物件」

あぁども、へへへ、こりゃおはようございます。今日も生憎天気が悪いようで。いやね、あたし都内で不動産屋営んでまして。はぁはぁ、親の代からなんですが、へへへ。こう野暮な天気が続くようじゃ、また増えちゃいます。いぁいぁ、変死者の数ですよ。東京じ…

洒落怖Part133 より「キスマーク付きの千円札」

深夜のコンビニでの仕事の一つに、売上金の計算と送金作業がある。レジおよび回収箱の中に入った金が幾らか計上して、銀行や郵便局に送る作業である。そんな中で紙幣や硬貨を数えている時に、「よくこんなモノをレジに出す気になるよなあ」と思ってしまうブ…

洒落怖Part139より「微妙な関係に」

バイト先で知り合った友達の話。その友達はおしゃれで人当たりがいい。俺はというと軽度のオタクで、休みの日はほとんど2chに費やす。こんな風にタイプの違う人間同士だったが、俺とそいつとはなぜか気が合い、一緒に遊ぶようになっていた。特に欠点の見当た…

洒落怖Part7より「工事現場」

仕事であった事を話そうと思う。三年半ほど前、仕事で老人ホームの設計を依頼された。土地は東京都T市の隣、M市にあるという。打ち合わせのため、その土地の様子を見に行くことになった。土地は妙なところにあった。斎場の脇の私有地を通り抜けた所にあった…

洒落怖Part152より「普通の犬じゃない」

「この犬は普通の犬じゃありません。それでもいいんですか?」 それが私が後に八房と名づける犬を引き取ると口にしたときの団体の担当者の言葉だった。 詳しく話をきいてみるとこういうことらしい。 八房は一度ある非営利の動物愛護団体にひきとられたあと、…

洒落怖Part200より「神社での生活」

これは五年前からの話です。当時、私は浮浪者でした。東京の中央公園での縄張り争いに敗れたのち、各地を転々としました。そして、流れ流れて近畿地方のとある山中の神社の廃墟に居住まいするようになりました。山を下りては、何でも屋と称して雑多な作業を…

洒落怖Part78-2より「夜間の警備」

私はある大学で守衛の仕事をしています。守衛というと、大学の門扉の横などで、通行人の出入りを見る仕事だというイメージをお持ちかもしれないですが、私は夜間警備まで任されており、夜中にひとりで学内を巡回するのが仕事の一つとなっております。携帯ラ…

洒落怖Part20より「ホテルのテーブル」

数年前の十月頃だと思います。私は地方にある会社に勤めていたのですが、東京に研修に出ることになりました。研修は二度目だったので、手の抜きどころがある程度分かっていましたから、出発するまでは研修のことよりも、研修の合間にどうやって東京で遊ぶか…

洒落怖Part31より「オムライス」

私はオムライスが食べられません。というのは、ある奇妙な体験をしたからです。私はむかし、デパートの7階にあるオムライス専門店でアルバイトをしていました。そのお店にはある常連さんがいました。木曜日の夕方6時に必ず来店するお爺さんでした。小柄でさ…

洒落怖Part239より「深夜のバイト」

学生の頃の話。当時、僕は女性を相手にお話ししたりするアルバイトをしてました。アルバイトを始めた最初の三ヶ月は割に合わない仕事をさせられましたが(固定給10万円で拘束時間が長い、雑用もさせられた)、店の中でのランクが上がるにつれて随分と稼げる…

洒落怖Part74より「ビックリしたよ」

ある夜、階下で家族が談笑してる声が聞こえてきたから、俺も階下に行こうと思ったら、体が動かない。寝ている状態からびくとも動かない。金縛りか、と分かったので、金縛りを解くことにした。解き方は簡単だ。「丹田」と呼ばれるツボを意識して力を入れ、気…

洒落怖Part228より「オヤジ殺し」

高校三年の四月に、親父が家の金を勝手に浪費したり、会社に成果を誤魔化して報告したり、家の外で莫大な借金をしてたのが発覚した。会社は首になった。借金は母の親戚がなんとか肩代わりして返済したものの、そこから更に新たな借金が発覚していった。親父…

洒落怖Part115より「幽霊の失態」

今からちょうど2年前の話。体調を崩したせいでもう辞めてしまったのだが、当時は深夜から朝まで外で仕事をしていた。仕事場は山に面している。ある日、いつもと同じように仕事をしていると、山の方からガサガサとなにやら音がする。…洒落怖Part115 - 幽霊の…

洒落怖Part55より「竿竹屋の真実」

竿竹屋ってご存じでしょうか。竿竹屋という名前はご存じなくても、「たーけーやー、さおだけー」と車からアナウンスしている呼び声は聞いたことがあるのではないでしょうか。あの竿竹屋というのは、不思議な存在だと思いませんか?「二本で、千円。二十年前…