洒落怖Part239より「深夜のバイト」
学生の頃の話。
当時、僕は女性を相手にお話ししたりするアルバイトをしてました。
アルバイトを始めた最初の三ヶ月は割に合わない仕事をさせられましたが(固定給10万円で拘束時間が長い、雑用もさせられた)、店の中でのランクが上がるにつれて随分と稼げるようになり、しだいに没頭していくようになりました。
ある日のこと、店長からメールが来ました。
「急遽、店の改修を行うため、スタッフは全員休業。キャストは他店ヘルプ」
素っ気ない文面でした。スタッフというのは、雑用も接客もこなす一般の従業員で、キャストというのは売り上げに大きく貢献する何名かの従業員のことを指します。
僕はキャストでした。いくらなんでも急だなという感想は持ちましたが、なにぶん水商売というほどですから、いろいろなしがらみがあるのだろう、詮索は無用だ、と思い、深くは突っ込まないことにしました。
ちょうど太い客を掴みそうになっていたところで、これからだと思っていたので、店の急な連絡には正直、がっかりしました。
アルバイトで忙しく過ごすはずだったのに、店が休みになったおかげで何日かヒマになりました。3日が過ぎた日の夜のこと、アルバイトを斡旋してくれた先輩からメールが入りました。
「お前ヒマだろ?バイトをやるから○○に集合。1時間以内に来い」
今何時だと思ってるんだろう…と思いはしましたが、言うことを聞かざるを得ませんでした。先輩はそうとう粗暴な人なので。…