洒落怖Part288より「関わるな」


二年前に関西某所の病院で学生の病院実習していた時の話。
実習っても学生は特にやる事も出来る事も無いんで白衣着て入院患者さんと話して診察もどきしてプレゼンを書く、その他はほぼ指導員の先生の後ろをついて歩くだけ。

実習が始まって三日目くらい、そうやって先生の後ろについて歩いていると、変な医者が居るのを見た。
医者なのに暇そうに廊下に突っ立ってる。
誰か待ってるのかもしれないが廊下の隅だし俺みたいな下っ端でも忙しそうにはしてるんだから珍しい事だ。
黒縁のダサいメガネかけた40くらいの男で、やたら目が大きくて正直変な顔してた。
よく表情の形容で「目が笑ってない」って言うがその逆で目だけが笑ってる。ギラギラ。
髪はボサボサだったけど小奇麗で普通の服装だった。…

洒落怖Part288 - 関わるな