洒落怖Part196-2より「謎の声」
今さっきあった出来事。
昼寝から覚めてみると部屋はまっくらだった。日が暮れるまで寝てしまったのかと思い、ちょっとした後悔の念を抱きながら起き上がろうとすると、身体が動かない。
金縛りだと分かった。なんとかして身体を動かそうとするのだが動かない。そして、身体のあちこちに固い何かが触れる感触がした。
見えず話せず、そのうえ動けず。緊張の極に達したときに声が聞こえてきた。「具合は如何ですか」
異様に早口で、硝子を引っ掻いたような声だった。…
今さっきあった出来事。
昼寝から覚めてみると部屋はまっくらだった。日が暮れるまで寝てしまったのかと思い、ちょっとした後悔の念を抱きながら起き上がろうとすると、身体が動かない。
金縛りだと分かった。なんとかして身体を動かそうとするのだが動かない。そして、身体のあちこちに固い何かが触れる感触がした。
見えず話せず、そのうえ動けず。緊張の極に達したときに声が聞こえてきた。「具合は如何ですか」
異様に早口で、硝子を引っ掻いたような声だった。…