洒落怖まとめ 不可解な体験 Part72 より「思い出の同級生」


小学生のころにAちゃんという同級生がいた。彼女は変わった子供だった。

運動神経がよくて、50m走などは上級生に負けないくらい速く走ったし、入学直後から校庭にある登り棒をするすると登った。

勉強については、できるできない以前の問題で、変わったピンクのランドセルの中には教科書ではなくてゲームの攻略本が入っていた。

字はいつまで経ってもうまくならず、三年生になっても鉛筆をクレヨンみたいに持って使っていた。

話し方も変わっていて、ぜんぶ棒読みというか、まるで台本を読んでいるかのように平板な発音をした。…

洒落怖Part72 - 思い出の同級生